ちはやぶる

ちはやぶる神世もきかず たつた川から紅に水くゝるとは
詠み人は在原業平。
古今和歌集294番。巻第五 秋歌下に収録。
百人一首にも選ばれている。
古今和歌集では同じ「二条の后の春宮のみやす所と申しける時に、 御屏風に竜田川にもみぢ流れたるかたをかけりけるを題にてよめる」素性法師の歌に続いて載せられている。

参考
「古今和歌集」佐伯梅友:校注 岩波文庫