櫛名田比賣

くしなだひめ
足名椎神手名椎神の娘。
他に7人の姉妹がいたが、八俣の大蛇に食われてしまっていた。
いよいよ彼女の番が来てしまったと両親とともに嘆いていたところに須佐之男命が現れ、八俣の大蛇を退治する代わりに、彼女が妻として差し出されることとなる。
八俣の大蛇退治の際には、櫛に姿を変え、須佐之男命の髪にさされた。
退治後は須佐之男命の妻となり、八島士奴美神を産む。

参考
「古事記」倉野憲司:校注 岩波文庫