伊邪那岐神

いざなぎのかみ
神皇正統記、古語拾遺では伊弉諾尊と表される。
妻である伊邪那美神と共に神世七代の7代目に数えられる。
伊邪那美神と結婚し国産み・神産みを行い、日本列島と多くの神々をもうけた。
最後に火の神迦具土神を産んで死んだ伊邪那美神に会いに、
黄泉の国へと向かうが、蛆がわき雷神を纏ったおぞましい姿を見てしまい、
黄泉の国から逃げだし、伊邪那美神と離縁する。
その後、黄泉の国の穢れを祓う際、さまざまな神々と最後に三貴子を産み、
彼らに高天原・夜の世界・海原を治めるよう託した。

参考
「古事記」倉野憲司:校注 岩波文庫
北畠親房「神皇正統記」岩佐正:校注 岩波文庫
斎部広成「古語拾遺」西宮一民:校注 岩波文庫