ウラヌス

Ouranos
天空神。
その名は「天」を意味し、ドイツ語ではHimmelと訳されることがある。
ガイアより生まれた。
ガイアとの間にティタン神族ヘカトンケイルキュクロプスををもうけた。
最初に世界の支配者になったとされる。
ヘカトンケイルキュクロプスたちの異様な容貌を嫌いタルタロスへ落すが、
それに怒ったガイアに言われたクロノスに陰部を刈り取られ、支配権をも奪われる。
陰部を刈り取られた時に滴った血が大地に落ちてエリュニス、ギガスたちが生まれ、
海へと放り込まれた陰部から沸き起こった泡からアプロディテが生まれた。

出典
ヘシオドス「神統記」廣川洋一:訳 岩波文庫
アポロドーロス「ギリシア神話」高津春繁:訳 岩波文庫