Echidona
神統記ではクリュサオルとカリロエの娘、
ビブリオテーケーではガイアとタルタロスの娘とされている。
神統記ではテュポンとの間に、オルトス・ケルベロス・ヒュドラ・キマイラを、
オルトスとの間にネメアの獅子とスフィンクスを設けたとされる。
ビブリオテーケーでは、プロメテウスの肝臓を食う鷲・黄金のリンゴを守る百頭龍・テュポンも彼女とテュポンの子としている。
上半身は美しいニンフの姿をしているが、下半身はまだら模様の大蛇である。
神統記では不老不死であるとされているが、ビブリオテーケーではパノプテスというアルゴスに殺されている。
出典
ヘシオドス「神統記」廣川洋一:訳 岩波文庫
アポロドーロス「ギリシア神話」高津春繁:訳 岩波文庫