Athamas
ボイオティア王。
テッサリア王アイオロスとエナレテの子。
兄弟にクレーテウス、シシュポス、サルモネウス、デイオン、マグネス、ペリエレス、
カナケ、アルキュオネ、ペイシディケ、カリュケ、ペリメデ。
ネペレとの間にプリクソス、ヘレを、後妻のイノとの間にレアルコス、メリケルテスをもうけた。
先妻の子を陥れようとしたイノの計略により、わが子プリクソスを生贄に捧げかけたが、
ヘルメスの助けによってプリクソスとヘレは金毛の羊に乗って難を逃れた。
その後、ヘラの怒りによって、イノとの子供たちも失い、ボイオティアを追放された。
後にアタマンティアと呼ばれる地に移り、
テミストーを妻としレウコーン、エリュトリオス、スコイネウス、プトーオスをもうけた。
参考
アポロドーロス「ギリシア神話」高津春繁:訳 岩波文庫