Muryan
「蟻」を意味するコーンウォール語であり、妖精の呼び名でもある。
コーンウォールの人たちは、蟻は妖精を地獄にも天獄にも行けずにこの世にとどまらねばならい死んだ異教徒の魂、あるいはノッカーの化身だと信じ、殺すとよくないことが起こるとされていた。
妖精たちは最初は普通の人間の大きさであったが、変身する力を使っては元に戻るとそのたびに前よりもやや小さくなり、最後には消えてしまう。どうなるのかは誰も知らない。
参考
キャサリン・ブリックス「妖精Who's Who」井村君江:訳 ちくま文庫
井村君江「妖精学入門」講談社現代新書