メレアグロス

Meleagros
カリュドーン王オイネウスアルタイアの子。
同母兄弟に、トクセウス、テュレウス、クリュメノス、ゴルゲー、デイアネイラ。
妻にクレオパトラー。
アルゴナウタイの一人である。
生後七日目、運命の女神たちに「炉の上に燃えている燃え木が燃え尽きた時に死んでしまう」といわれ、
母アルタイアがその燃え木を箱の中にしまった。
立派な男子に成長したが、カリュドーンの猪退治後、
褒美の取り分争いで母の兄弟たちを殺してしまったため、
兄弟の死を嘆いたアルタイアに燃え木を火をつけられ、死んでしまった。
また、取り分争いで戦争が起き、その戦争の中で死んだという説もある。

参考
アポロドーロス「ギリシア神話」高津春繁:訳 岩波文庫