ウンディーネ

ドイツ・イギリスではではウンディーネ Undineまたは、オンディーネ Ondine と呼ばれ、
フランスではオンディーヌ ondineと呼ばれる。
水中に住む女性の精霊。
パラケルススの四大元素の精霊の1つで、ラテン語で波を意味するundaに基づいて水の精霊Undineと名付けられた。
人間の姿をしているが魂がなく、人間の男を愛を得て結婚すると魂を得ることができる。
夫は妻となったウンディーネを水辺で罵ってはならない。
それを犯すと、妻は永久に水中に戻ってしまう。
だが、死別ではないため男は再婚することができず、
夫が不倫したのならば妻だったウンディーネは夫の命を奪わなくてはならない。

参考
ハイリンヒ・ハイネ「流刑の神々・精霊物語」小沢俊夫訳 岩波文庫
フーケー「水妖記(ウンディーネ)」柴田治三郎訳 岩波文庫
井村君江「妖精学入門」講談社現代新書