ダンター

Dunter
国境地帯の精霊で、古く小さい城の塔や城砦によく出没した。
亜麻を鳴らしたり、大麦を引いたりするような音をたてて、 音が大きくなると、それは死や不幸の前兆であるとみなしていた。
また、ダンターが現れるような塔は、かつてピクト族が建てたもので、 その時に生贄をささげており、彼らは生贄にされた者たちの亡霊であったと言われている。

参考
キャサリン・ブリックス「妖精Who's Who」井村君江:訳 ちくま文庫