ダンドーとその猟犬

Dando and His Dog
嵐の夜に野山をかける亡霊と、それが従える犬。
もとはダンドーは狩猟にふける、堕落した聖職者だった。
ある狩りの時、同じく狩りに加わっていた見知らぬ男に差し出された飲み物が気に入った。
「このような飲み物があるのなら、喜んで地獄に行って永遠に過ごそう」と誓いを立ててしまい、
ダンドーはその男に地獄へと連れて行かれてしまった。
しかし、地獄に連れて行かれても、ダンドーは彼の猟犬を従え、地上へと狩りに出かけているため、 嵐の夜になると野山を駆けている音が聞こえる。

参考
キャサリン・ブリックス「妖精Who's Who」井村君江:訳 ちくま文庫