コールマン・グレー

Coleman Gray
コーンウォールに現れたピスキー。
ある農夫がみすぼらしく奇妙な小さな男の子を見つけた。
面倒を見てもらうために戸口に置いて行かれたピスキーに違いないと、
その農夫は家族の一員にして世話をした。
そのピスキーが一家になじみ、可愛がられるようになったころ、
窓の向こうから「コールマン・グレー!コールマン・グレー!」と呼ぶ声がした。
ピスキーは「父さんが来た!父さんが来た!」と叫ぶと、次の瞬間いなくなり、
二度と戻ってくることはなかった。

参考
キャサリン・ブリックス「妖精Who's Who」井村君江:訳 ちくま文庫