ビゴルヌ

bigorne
白犬・蒼い獣・悪魔憑きの牛・ピテルヌ・タランヌなど様々な名で呼ばれる。
タランヌはもっぱら北の地方で呼ばれる。
子牛ぐらいの大きさの牝犬で、角が生えているとも、火のような目をしているとも言われる。
動物たちはこの獣を恐れ、飛びかかることも追いかけることもない。
獣も犬を襲うこともないが、その息吹や影響だけで動物たちが死んでしまう。

→妖犬の一覧

参考
ジョルジュ・サンド「フランス田園伝説集」 篠田知和基:訳 岩波文庫